October 13, 2006

好きな映画2回目☆人生は長く静かな河

「人生は長く静かな河」
なんてタイトルからすると、かたそ〜とイメージ
するかもだけど、全然そんなんじゃない。

フランス映画です。
あとでわかったのですが、私のすきな監督の1人、
マーティンスコセッシ監督も薦めていた映画だと知りました。

産婦人科の看護師が院長の愛人なのですが、
奥さんを大事にして約束を破る冷たい院長への
腹いせに同じ日に生まれた赤ちゃんを取替えてその事実を、
何年もしてから両家に手紙を出し、そこからいろいろな
展開になっていくのです。
かたや、超エリートな家庭、かたや、長女は売春婦だったり、
服役囚の長男がいたりと、すさんだ家庭。でも
どちらも家族にたいする愛情は強く絆もかたい。

取り替えられた、本当はエリートの王子様のような息子なのに
そんな家庭に育てられたから、学校にもいかず、家族のために
盗みを働いたりしています。みかねたエリートの家族が彼を
養子として迎えるのですが、彼はやさしい本当の母親も大好き
だけど、いままで自分を育ててくれた家庭も大切にしていて、
エリートの家庭からお金になるものを見つけては前の家族の
兄弟にわたしたりします。「お金がないよ」と今まで育てて
くれた、品のないママから言われれば、送金するように仕向け
る作戦を考え、まえの家族に送るようにします。
取り替えられた、女の子にはあっさりと、「きみはここの
うちの子じゃないよ!僕はそうだけど」って、あっさり
教えちゃう。こんなこと書くと、その子がわるい子みたい
けど、彼がとても魅力的なのですよ!たくましいというか。。。

エリートの家庭のお母さんも子供たちのために、
一生懸命つくす
素晴らしい母親なのですが、お手伝いさんが結婚していないのに
妊娠してるみたいだし、そんな考えられない、いろんなことが
次から次へとおこっていき、彼女はパニックに。

ふたつの家庭の子供たちが入り乱れてドタバタしていきます。
そんな中ノイローゼ気味の母親に、子供の1人がいいます。

「人生は長く静かな河じゃないよ」と。

そうそう、看護師さんと、病院の院長がどうなったかは
これから見る人への楽しみとしてとっておきましょう(笑)